Coffee Break Script

モフモフしててニャーと鳴く気まぐれな生き物が好きです。情報を物理で工学するのが専門らしい。

”プログラミング教育”ってなんだか変な感じ

2020年には小学校でプログラミングを必修化する、という噂を耳にした。
なんのこっちゃ。
何を教えるっていうんだか。

 

最近流行りだよね、プログラミング。
某厚切り米国人がNHKで子供向けプログラミング教育番組を始めたり、
千年に一人の美少女がよゐこの有野さんとアルゴリズムの番組してたり、
正月実家でチラッと見ましたけども。

 

子供向けのパソコン教室も人気なんだとか。
小さいうちからプログラミングスキルを習得させましょう、
という動きが広まっているらしい。

 

 

僕はイマイチ感心しないんだよなぁ。

プログラミングスキルってざっくり言えばただの「道具の使い方」なので、
目的次第で使う方向性もまるっきり変わってくるし。

 

アルゴリズムを学ばせることの大切さはたしかにあるんだろうけど、
まだ算数しかできない子たちにやらせても、あまり意味ない気がする。
だったら、中学数学を前倒しにして教えたら?って感じ。

でも、たぶんその目論見は破綻する。

 

 

欧米のプログラミング教育で重要視されているのは、
"Computational Thinking"という「考え方」の部分らしいんだけど。

これは要するにどういうことかというと、

  1. 具体的な問題を抽象化(Abstraction)して、
  2. さらに一定の手続きを自動化(Automation)する

という、2つのAのプロセスなんだって。

 

たしかにこれは重要。超重要。
高度な思考というのは、抽象化によって成り立っていると思うから。

 

でもね、小学生くらいの子たちが一番不得意なのが「抽象化」なのだよ。

足し算の問題をわざわざ「りんご2個とみかん3個で〜」みたいに例えるのは、抽象化のレベルをなるべく下げて、具体的なイメージを持たせやすくするためなんだ。

それほどに、幼いうちは抽象化が苦手。というか、個人差が大きい。

 

だから、抽象的な思考ができるレベルになるまでは、
わざわざプログラミングやアルゴリズムの授業を実施したとしても、
単に「パソコンアレルギーをなくす」くらいの効果しか出ないんじゃないかと思う。

 

日本の学習指導要領は揺り戻しばっかりだからなぁ。
すぐ、また変わるんじゃないですか。

 

それに、2020年頃にはITの有り様もけっこう変わってるはずだし。
IT技術の進歩は、教育体制の整備を待ってはくれないもんね。


【結論】
高校生くらいになったら、Mac買ってJavaScriptあたりから始めたらいいんじゃね?